今回はFortiGate本体のライセンス体系
通常版とバンドル版の違いから保守ライセンス更新についてもご説明したいと思います。
FortiGateのライセンス体系は非常にシンプルで
◇UTMライセンス有り【バンドル版】
◇UTMライセンス無し【通常版】
基本はこの2パターンです。
つまり、通常版を基本として、UTM機能が乗っかったものがバンドル版になります。
社内のセキュリティを高めたい!というお客様はUTM機能付きの【バンドル版】を
選択いただくかたちになります。
VPNのみの使用用途等というお客様であれば、通常版を選択されることが多いかと思います。
基本保守とは?
メーカー呼称では「FortiCare」になります。
身近なもので言うと、iPhoneのAppleCareに近いですね。
基本保守内容は主に3点です。
□ハード障害発生時の先出センドバック交換対応
製品が故障したと思われた際にサポートへご連絡を頂き、
機器が故障し修理が必要となった場合、
先に代替機器をお送りした後に故障した機器をサポートサービスに
送り返して頂き修理を行うサービスです。
代替機を先にお送りいたしますので、障害発生時のタイムロスが短く済みます。
製品の状況等により、機器自体の交換の場合もございます。
受付時間 平日9:00〜17:00(電話受付)
※12:00までに障害が認定された場合は、当日発送可能です。
□電話・メールによるQ&A技術サポート
機器導入後にファームウェアの更新方法が分からない。
サーバーを公開したい・VPNの設定を行いたいが設定方法が分からないなどが御座いましたら、
電話もしくはメールにてサポートいたします。
サポートのWebサイトでも各種質問や設定方法など「よくある質問」としてのご案内もございます。
□FortiOSのバージョンアップ、パッチのご提供
機器のファームウェアを更新されたい場合、
サポートサイトより最新のファームウェアをダウンロードする事ができます。
最新のファームウェアが更新された場合、メールにてご連絡いたします。
常に最新の状態で機器をご利用頂く事が可能です。
基本保守に加えて、オプションサービスとして
オンサイト保守サービスがございます。
□オンサイト保守サービスとは?
製品が故障したと思われた際にサポートにご連絡を頂き、
機器が故障し修理が必要と判断された場合に作業員を現地に派遣し対応いたします。
ご自身での交換作業は少し不安。。。
全国に拠点があり、障害発生時に各地に出向くのは物理的に不可能。。
等のお客様にとって最適なサービスとなっております。
オンサイト保守には、スタンダードとプラチナムの2種類がございます。
違いは受付対応時間です。
スタンダード:平日9:00~17:00(電話での受付)
プラチナム:24時間365日(電話での受付)
障害のコールを受け、ハードウェア障害確定後、
オンサイトでのハードウェア交換作業・設定復元・基本動作確認作業をおこないます。
作業員の現地派遣は、機器の障害きりわけ後
◎政令指定都市:4時間駆付目標
◎その他の地域:当日駆付目標
です。対応地域も全国にサービスが御座いますので、ご安心下さい。
□保守サポートメニュー提供機関
初年度:機器出荷の翌月1日から1年間がサポート対象期間になります。
次年度以降:前年度契約終了日から1年間がサポート対象期間になります。
※契約日を過ぎ購入する場合は遡って金額が計算されます。
ただし、販売終了製品に関しては、契約終了日を過ぎて購入することはできません。
つまり、販売終了製品は一度保守契約が切れると更新できなくなってしまいます。
現行機種製品は、機器が正常稼働していれば保守契約が切れても更新はできますが、
契約が切れた日付まで遡っての更新になるため、
更新費用は1年間の金額を支払っても、
実際の更新は(その日から起算すると)6カ月等の1年未満の更新となり、損をしてしまいます。
保守ライセンスが切れる2か月程前より、
期限切れの案内メールをサポート会社よりお送りいたしますので(ユーザー登録 要)
お忘れのないよう更新手続きされることを推奨いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
関連リンク
□他社購入機器のライセンス更新(保守移管)についてはこちら